大韓日語日文学会の会員の皆様
平素より大変お世話になっております。
このたび、第74回秋季国際学術大会の総会におきまして、第16代大韓日語日文学会会長に選出されました釜山大学校の金任淑でございます。まずは、何かと至らぬ点の多い私に大韓日語日文学会会長という重責をお任せいただきましたことに、心より御礼申し上げます。あわせて、これまで本学会の発展と学問的基盤の構築にご尽力くださった歴代会長ならびに役員の皆様、そして日頃より教育・研究および学会活動に献身的に取り組んでこられたすべての会員の皆様に、深い敬意を表します。
本学会は1991年の設立以来、日本に関する多様な研究の中心的な役割を担ってまいりました。また、東アジアにおける日本研究を主導する学会として、内外から高い評価を受ける権威ある学会へと成長してまいりました。1994年に創刊された学術誌『日語日文学』も、韓国研究財団の登載学術誌として、本年2月には第109輯まで刊行されております。これもひとえに、歴代会長をはじめとする役員の皆様の献身的なご尽力と、会員の皆様の積極的なご参加の賜物であり、改めて深く感謝申し上げます。
AI時代を迎え、学問を取り巻く環境は急速に変化しております。学会におきましても、新たな時代の要請と学問的潮流の中で、持続的な発展と変革を模索していくべき時期にあると考えております。学問の固有性を維持する一方で、学際的な融合を通じて競争力を高めていくこと、さらには国内外の関連学術団体との学術交流の拡大、若手研究者の研究活動への支援などは、今後本学会がより一層取り組むべき重要な課題であると認識しております。
本学会がこれまで築いてきた学問的成果をさらに確かなものとするとともに、新たな研究分野や多様な学術的試みを包摂する学会として発展できるよう努めてまいります。また、前任の金庸珏会長が掲げられた「開かれた学会」の理念を継承し、国内外の多様な学術団体および教育機関との連携を一層強化してまいります。さらに、歴代会長によって構成される顧問会議を定例化し、学会発展のための知恵を広く求めていきたいと考えております。
今後2年間の任期の間、会員の皆様の多様なご意見に耳を傾けながら、学会のさらなる発展の方向性をともに模索してまいります。また、大韓日語日文学会のすべての活動が、会員の皆様にとって意義深く実りある研究の場となるよう、尽力してまいります。今後とも会員の皆様の積極的なご参加とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2026年 3月
第16代 大韓日語日文学会
会長 金任淑